介護士を目指すルートとその違い

介護士を目指す際に問題となるのが『どこの養成学校に通って資格を取るか』です。ちなみに、介護士の資格の取り方には大きくふたつのルートが存在します。

一つ目は、専門学校に行くことです。専門学校は、時間割のなかに無駄な要素がほとんどないため、本当に大切なことだけを吸収できます。カリキュラムに関係ない授業があると、福祉関係の課題に対する時間量が減ってしまいます。国家試験の対策に直結する事柄にだけ集中できますので、合格できる確率もアップします。
ほかにも、卒業するまでの期間が短いため、すぐに就職をして自立できます。お金を稼ぎ始めるタイミングが早い分、生計を立てやすくなります。

一方、ふたつ目が、4年制の大学に通う方法です。大学の場合は、4年をかけてじっくりと勉強に励むため、余裕を持って知識を詰め込めます。限られた時間のなかでの勉強を強いられると、かなり効率よく毎日を過ごさなければいけません。テキストの1ページ当たりに割ける時間が増え、結果としてきちんと理解をしながら進めます。

さらに、アルバイトやボランティアなどをするゆとりがある分、さまざまな人生経験をつめます。価値観や見聞を広げることは、就職したあとほかの人とコミュニケーションを取るときなどに役立ちます。したがって、介護士の資格の取り方は学生生活に何を求めるのかで異なります。

授業などの学業の部分に対して高い効率性を求めるなら、専門学校が適しています。これに対して、さまざまな経験を通して人間的にも成長したいと考えるなら、4年制の大学を考えた方がいいでしょう。